2020.06.09
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英語とフィットネス第4話

第4話

日本人は「しっかり」という言葉が好きですね。

「しっかり勉強しなければ」とか、「しっかり準備しなければ」などなど。なんでも「しっかり」という言葉をつければ安心します。また「しっかり」という言葉を使えば相手も感心してくれます。

英語を学ぶ時も、同じように考えている人が多くいるのではないでしょうか。

でも日本を一歩でてみると、人々がそんなに「しっかり」を意識していないことに気づくかと思います。むしろ「しっかり」と完璧に英語で話をしようとして緊張し、おどおどする日本人の態度をみて、
「この人なにか変だよ」と思われるケースの方が多いはずです。

ちょっと寄り道をして、最近私が行った世界の人々へのインタビューを聞いてください。それはコロナウイルスが世界に蔓延する中で、どのように世界各地の人がその脅威とたたかいながら生活をしているかを20カ国以上の人に英語でインタビューをしたものです。

 
 

そしてその中で例えばイタリアの女性へのインタビューを聞いて欲しいのです。

その人が片言の英語でも臆することなく語るコロナに見舞われた街の状況が、いかに切迫感をもって我々に伝わってくるか実感してください。

英語を全部理解しようなどとは思わず、彼女のしゃべる調子に注目してくれればいいのです。彼女はイタリア人独特のアクセントで、大きい声で、全身でイタリアの現状を話してくれます。単語力にも限界があり、文法的にもいろいろとミスをしていますが、そんなことを変に思いますか?

そう、なぜ日本人だけ正しい英語でしっかりと話さなければならないのでしょうか。なぜ日本人が日本人のアクセントで英語を話してはいけないのでしょうか。

こうしたなぜに対して、「それはね」とちゃんと解説できる人はいないはずです。

英語は世界語なのです。

 

世界中の人が世界中のアクセントで英語を使って話そうとしているのです。このことをまず楽しんでください。その上で、前回最後にコメントした、「一体自分はどんな性格で、何が得意なのか」をもう一度考えてみるのです。

自分の性格にマッチしリラックスして英語を話すのです。おとなしい人はおとなしくて構いません。ただ、文化の違う人と交流するので、ちょっとだけ大きな声で、相手の目をみて話さえすれば、それでいいのです。

こんなことをさらに次回も語ってみます。


【この記事を書いた人】

賀川洋(ペンネームは山久瀬洋二)
iTEP JAPAN株式会社代表取締役・IBCパブリッシング株式会社会長。コンサルタントとして研修事業にも取り組む。NY滞在歴16年の経験を生かし、これまで国内外企業のエグゼクティブ4000人以上に異文化研修を実施。

ツイッターアカウント:@YamakuseYoji